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前回のあらすじ ・・・・・・は、書くのが面倒なので、とりあえず前回のを読んでね。 「怪盗紳士」を読んでルパンにはまってしまった私は、足しげく図書室に通い、できるだけ「ルパン」を借りようと頑張った。しかし、ライバルが多すぎて、そうそう簡単には借りられなかった。 「ルパン」を借りられなかったときは、「ホームズ」を借りたり、信じられないことだが、日本文学全集なども借りたことがあった。「次郎物語」とか、「蟹工船」とか「二十四の瞳」とか読んでいたのである。いまでは信じられない(笑)。 そうこうするうちに、6年生になった。 どうせなら、中央階段の真ん前の教室になってほしいなと思っていたのだが、始業式の日に学校へ行って驚愕した。 な・な・な・なんと、新6年生の教室は、旧5年生の教室を使うというのだ。つまり、2年連続同じ教室なのだ。 これには学校側の事情があった。 前年までは、6年生の教室は、3年生と4年生に挟まれていた。3・4年生は、だいたい5時限で授業が終わるので、6時限目のとき、3・4年生が騒いでうるさく、授業に差しさわりがある、と旧6年生の担任の先生が言ったらしい。そこで、東から順に3−4−5−6年生になってしまったのだった。 図書室に一番近いのは4年生だが、新ライバルの5年生の方が、我々より近いのだ。 ん〜、困った。 困った。 でも、それは杞憂だった。 はははー。 新5年生は、ルパンに興味がなかったのだ。 わーい。 しかも、新6年生も、徐々にルパン熱が冷めてきて、私は1学期中に、学校にあった全13巻を読むことができたのだった。 が、そこでまた問題がおこった。 それは、13巻までしかなかった、ということである。 その13巻は、「虎の牙」で、ご存知のかたも多いと思うが、長編「虎の牙」の前編にすぎないのである。第14巻の「フロランスの秘密」を読まないと、物語は完結しないのだ。 たしかその時15〜6巻まで発売されていたように記憶している。 われわれルパン好きの数名は、図書のおねえさんに、早く続きを入れて下さいとお願いしたのだが、学校の予算の関係か、すぐには入れてもらえないという返事だった。 私は「虎の牙」の続きを読みたくて読みたくて仕方がなかった。 で、私は、親にねだって本を買ってもらうことにしたのである。 親も、おもちゃや漫画ではないから良いだろうと言って、毎月1冊づつ買ってもらえることになった。 もちろん最初の1冊は、第14巻「フロランスの秘密」だった。 そして新刊が出た月は新刊。新刊が出なかった月は、1〜13巻の中でほしいもの。ほかに、お年玉を使って数冊自分で買って、一年余りで全20巻を揃えてしまったのだった。 その全20巻を、昨年の暮れに、物置から引っ張り出してきた。 30数年ぶりのお目見えである。 箱は黄ばみ、本には紙魚(しみ)がた〜くさんついていた。 それを、ここ3ヶ月ほどかけて、全部読み直してみた。 いや〜、懐かしかったですね〜。 内容はほとんど忘れていたけど、読み進むうちに思い出してくるものもあった。 なかでも一番期待して読んだのは、第17巻「怪盗ルパンと魔女」(原題カリオストロの復讐)である。 これには、ルパンの息子が登場する。 内容はうろ覚えだったけど、ラストシーンは覚えていた。 感動のシーンである。 が、いまここでは書かない。 今後、20回にわたり、1冊づつ紹介しようかな〜、なんて思っている。 |
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