七代目孫左衛門

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help リーダーに追加 RSS 好きです、高橋留美子先生!(の漫画) つづき

<<   作成日時 : 2005/04/09 17:27   >>

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前回のあらすじ
  ・・・は、書くのが面倒くさいので、前回のをお読みください。(こればっかり:笑)


C先生は小躍りせんばかりに喜んでいます。
D君と私はあまりの嬉しさに徹夜明けの眠気が吹っ飛んでしまいました。

しかし、ハタと気が付いた。我々3人はこの3〜4日間、夕方〜翌明け方まで仕事をして、昼間寝ていたので、全員4日間、風呂に入っていなかったのだ!どひゃ〜!

そのことに気が付いた3人は、「○時に吉祥寺駅に集合」の言葉をきっかけに、銭湯に向かって駆け出したのでした(笑)。




夜になりました。
○時に吉祥寺駅に集まった我々3人は、高橋留美子先生が到着するのを待ち、近くの某店において打ち上げを始めました。
メンバーは、高橋留美子先生、先生の御学友で漫画家の目白花子先生、われらのC先生、チーフアシのD君、そして一番下っ端の私、の計5名。
座った位置は、うろ覚えなのですが、コの字型の真ん中にC先生。C先生のななめ右が留美子先生。その右隣が目白花子先生。留美子先生の正面がD君。目白先生の正面がわたし。(だったと思う)

場は、留美子先生とC先生の話しが中心で、時々花子先生も一緒に話されていましたが、身分が低い(笑)D君と私はもっぱら聞き役で、ときどき、はぁ、とか、うぅ、とか、相槌をうっていました。

楽しかったか?と聞かれると、ちょっと返答に困る(笑)けど、憧(あこが)れの留美子先生を目の前にして、私はしあわせでした。

そんな時に、私に絶好のチャンスが訪れました。
C先生が、トイレに立ったのです(笑)。
このチャンス逃(のが)してなるものか。私は留美子先生にここぞとばかりに話しかけました。

多くの方はご存知かと思いますが、「うる星やつら」の初期のころ、諸星あたるの部屋の本棚の中に、筒井康隆の著書を始めとしたSF小説のタイトルがずらりと並んでいました。
当時私は筒井フリークで、その頃までに出ていた著書はほとんど読んでいたので、留美子先生も筒井ファンに違いないと睨んでおりました。
事実、留美子先生は筒井ファンだということで、しばし筒井談義に花が咲きました。
     わーい。

 至福の数分間でした。


トイレから戻られたC先生は、私が、D君も交えて、留美子先生らと楽しく話しているのを見て、いささかムッとしたようでした。
やれやれ。

しかしその後は場は和やかになり、中心は留美子先生とC先生ながら、皆でわいわい騒いだのでした。




打ち上げもおわり、皆で駅まで歩いている時、私は思い切って留美子先生にお願いしました。
「写真を撮らせてください」と。

当時私は漫画の資料のため、いつもカメラを持ち歩いていました。
その時も持っていたので、もしよろしかったら、という謙虚な気持ちでお願いしたのです。
ただ、普段と違ったのは、いつもはモノクロフィルムを入れておいて、自分で現像していたのですが、その時だけは、もし留美子先生がOKしてくれた時のことを考えて、アパートの部屋に一つだけ残っていたカラーフィルムを持ってきていたのでした。

留美子先生は、快くOKして下さいました。 わーいわーい!

ただ、一つ困った問題がありました。

それは、 光源 です。

その時の装備は、
カメラ     フジカST801
レンズ     50mmF1.4
フィルム    ASA100のカラーネガフィルム
ストロボ    なし
三脚      なし
撮影者    酔っ払い
被写体    ホロ酔い
光源     駅の蛍光灯のみ

少し写真をやられた方なら、これがいかに無謀な撮影であるか、ご理解いただけると思います。

カメラの露出計は、絞り開放(f1.4)で、1/1秒を指しています(笑)。
アルコールの入ったカメラマンが、三脚なしで、まるまる1秒間微動だにせずシャッターを開かせるのは至難のワザです。
しかも被写体もアルコールが入っています。その人に、1秒間瞬(まばた)きもせず動かずにこちらを見て微笑んでください、と言えるでしょうか。
しかも、絞りは開放。仮に撮影距離が3mだったとしても、ピントが合う範囲は、せいぜい30cm。ピントリングをちょっと動かしてしまっただけで、ピンボケになってしまいます。




それをやってしまったんです(笑)。

ええ、私は頑張りました。
左手にカメラをしっかり持ち、脇を締め、足を肩幅くらいに開き、慎重にピントを合わせ、ゆっくりそ〜っとシャッターボタンを押しました。

留美子先生。留美子先生と目白花子先生。留美子先生とC先生。留美子先生とD君。

撮影はそれで終りにしました。
C先生が、留美子先生と私、を撮ってあげる、と言いましたが、泣く泣く断りました。
一番沢山アルコールが入り、ふらふら歩いていたC先生が、1秒間微動だにせず、きちんとピントを合わせてシャッターを切ることなど、不可能と言ってもいいでしょう。
仮に、撮影してもらって、後でものすごいカメラブレの写真を見せられるよりは、2ショットの写真がなくてもイイ、と思えるほど、C先生は酔っていたのでした。

返す返すも残念なことでした。






今から、ちょうど25年前の、春のことでした。




悲しくなってきたので、次回(最終回)につづく。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
先生自ら「筒井康隆は読み倒した」と言っていましたからね.初期の「うる星」にもツツイ的ワールドが顔を出してましたし.
レンズがf1.4というのがまだ救われましたね.
alpha echo
2005/04/09 23:29
私とD君は筒井作品はよく読んでいましたが、C先生はSFは興味がなさそうで、筒井談義に混ざれなかったのが悔しかったのかなと、今になって思います。
七代目
2005/04/10 02:01

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