七代目孫左衛門

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help リーダーに追加 RSS ルパン3世にそっくり (ルパン全集●M二つえくぼの女)

<<   作成日時 : 2005/07/16 00:08   >>

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さて、前回までで、約35年前のポプラ社版ルパン全集の解説というかツッコミというかイチャモンというか、とにかく、それについて何かほざいてきたわけだが、今回からは、大人向けに出ているルパン全集について何かほざいてみたい。

ラインナップは、

昭和44年頃発売の、日本文芸社版ルパン全集から、
 M二つえくぼの女
 O女探偵ドロテ
 P赤い輪
 Rゼリコ公爵
の4冊。 ○囲み数字は、日本文芸社版ルパン全集の当時の通し番号。


現在発売中の、創元推理文庫から、
 L特捜班ヴィクトール
 M赤い数珠
の2冊。○囲み数字は、創元推理文庫の通し番号。


さらに、これは児童向けであるが(創元推理文庫版が手に入らなかったため)、偕成社版ルパン全集より、
 Hオルヌカン城の謎
の1冊。本当はあと1冊、
 (25)ルパン最後の事件
という本があるのだが、現在出版社で在庫切れのため、入手出来なかった。これは、手に入り次第、速攻で読んでここに書き加えたいと思っている。





さて、今回は、

●M「二つえくぼの女」である。

創元推理文庫と偕成社版では、「二つの微笑を持(も)つ女」となっている。

原題は、「 La Femme aux deux sourires 」

La は冠詞
Femme は、女・婦人
aux は、前置詞 a と冠詞 les の収縮
deux は、ふたつ・ふたつの (アン(1)・ドゥー(2)・トロワ(3)のドゥー)
sourires は、微笑・笑顔

この本は、ポプラ社版ルパン全集を読み終えて、私が初めて読んだ『大人向け』ルパン本である。
正直言って、児童向けと全然違うので、ビックリした作品。

何が違うかと言うと、最大の違いは、ルパンの性格ですね。
それまで読んでた児童向けでは、ルパンは、いわばカッコいい探偵でした。
もちろん犯罪を犯す悪者ではあるのですが、その鋭い謎解き、女性・子供を守り、悪漢を柔道技で投げ飛ばす正義感など、子供心にワクワクして読んだものです。

それが、大人向けルパンは、まず女ったらし(笑)で、女性にたいしてホントにまめ(笑)。そのうえ言葉使いが悪い(訳者のせいもあるけど)。

あ〜ん、いつものルパンじゃな〜い!(ねねちゃん風) という感じ(笑)。

よく考えたら、これって、ルパン3世にソックリじゃん!
てゆうか、ルパン3世って、大人向けルパンそのものだったのね。今知った(笑)。



さて、この「二つえくぼの女」というタイトルだが、
訳者の保篠龍緒氏がはしがきで、

>本書の原題は、「二つのほほえみのある女」というのであるが、訳に窮して「二つえくぼ」としたのであるが、どうもいまもって気に入らないので頭を振っている。

と書いている。

だったら原題どおりに「二つのほほえみ」もしくは「二つの微笑」とすれば良かったのに、と思う。
わたしゃ最初にこの題名を見たとき、両方のホッペにえくぼができる女の人かと思ったもん(笑)。
「二つの微笑」というのは、2種類の違った微笑ということでしょ?言い換えれば、二つの顔(表向きの顔と裏の顔)を持った女ということでしょ?
でも、それも違うんだよね〜。表の顔と裏の顔という意味でもないんだよね〜、本当は。
どうしようかな〜。
バラそうかな〜。
バラすのよそうかな〜。
その人、金髪のクララっていうんだけど・・・、あ〜、どうしようかな〜(笑)。

やっぱ、やめとこ。
ここで書いちゃうと、誰も読まなくなっちゃいそうだ。
最後の謎解きはルブラン先生ならではのもので、うひゃ〜、そうゆうネタですか〜、と唸ること間違いなし。

これは大人のルパンの性格がよく出ている、お勧めの一冊。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 はまっておられますねえ〜。
私も小学校6年の時に、(たぶんポプラ社版の)ルパン全集に夢中になっていました。全部読んだつもりでしたが、七代目さんのプログを読んでいると、まだ読んでいないのがあったようです。
 今度は、大人版を読んでみようかなと思っております。
乱読
2005/08/02 03:00
乱読さん、コメントありがとうございます。
ルパン物って、探すと結構いろいろあるんですよ。ルブラン作じゃなくて、ほかの人が書いてるのもあります。日本でも、南洋一郎氏オリジナルのルパンもありますし。
私は、ルブラン原作・日本語訳のものは、「ルパン最後の事件」(原題Les milliards d'Aresene Lupin)を読めば、一応読了となります。
今読むと、大人向け訳の方がずっと面白いです。
七代目
2005/08/02 21:35

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