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この創元推理文庫版「リュパン・シリーズ」の 「赤い数珠」 というタイトルを見つけたとき、 むか〜し昔に買った「日本文芸社版ルパン全集P赤い輪」と同じ作品かと思ってしまった。 ところが、ちょこっと立ち読みしてみると、全然違う作品だったので、即購入。 いやいやいや、なかなかどうして、 かなり面白い本格的推理小説でございます。 ただ、リュパンシリーズの本なのに、肝心のリュパンは登場しないのですよ。 これまでも、日本文芸社版の「女探偵ドロテ」・「赤い輪」・「ゼリコ公爵」にはルパンが出て来なかった(「ゼリコ公爵」には異論がある人も多いと思うが)ので、それほど驚くほどのことでもないのだが、だったらなぜリュパン・シリーズに入れたんじゃー、と言いたくもなる。 原題は、 LE CHAPELET ROUGE chapelet は、数珠。 rouge は、赤い。 だから「赤い数珠」 って、そのまんま。 この作品中で謎解きをする探偵役が、リュパン・シリーズに何度か登場してリュパンと戦う ルースラン予審判事 である。 ルースランが出てるからリュパン・シリーズに入れてるのだと思うが、別にリュパン・シリーズに入れなくても、独立した推理小説として立派に独り立ちできる作品なんだけどなぁ。 途中から、犯人はこの人物に違いない、というのは解るのだが、殺害方法はわからない。 共犯者がいるのか否か。 供述してる人の中で、誰がウソを言っているのか。 証言の矛盾点をついて真相に迫ろうとするのだけど、私の空気頭では無理だったなぁ(笑)。 でも、お勧めの本格推理小説であることは間違いない。 赤い数珠
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