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小説家の吉村昭氏が、 平成18年(2006年)7月31日午前2時38分 膵臓(すいぞう)がんのため死去した。79歳だった。 私は吉村氏の作品が好きで、今までもかなり読んできた。 これからも読み続けるつもりだ。 一番最初に読んだのは、いつの頃だったか忘れてしまったが、「羆嵐(くまあらし)」という作品だった。 明治時代、北海道のある開拓団が、ヒグマに次々に襲われ、その村の区長が、熊退治を専門とする一匹狼の猟師とともに、巨大なヒグマに挑む、史実を元にした小説である。 臨場感あふれる素晴らしい小説で、時を置いて3度読んだ。 読んだ後しばらくは、キャンプで野外にテントを張って寝るとき、ちょっとの物音でもビクッとしてしまうので困ってしまったものだ。熊が出没する場所でもないのに・・・(笑)。 その後、氏の小説はたくさん読んだ。 いちいち題名をあげるのが面倒なくらい読んだ。 好きな作品を一つあげろ、と言われても、すぐに10個くらい題名が浮かんでしまう。 ・ふぉん・しーほるとの娘 ・大黒屋光太夫 ・長英逃亡 ・生麦事件 ・桜田門外の変 ・アメリカ彦蔵 ・高熱隧道 ・漂流 ・北点の星 ・花渡る海 ・光る壁画 ・間宮林蔵 etc. etc. 他にもたくさん読んでるが、まだ氏の全作品の3分の2くらいだ。 これからもたくさん読むつもりだが、 もう新作が出ないと思うと残念だ。 もうちょっと長生きして、もっとたくさんの作品を書いてもらいたかった、と思うのは贅沢だろうか・・・。 謹んで御冥福をお祈りいたします。 |
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